MT の投稿画面をカスタマイズ

del.icio.us 経由ですが、久々にすばらしい Movable Type 用の Plugin にめぐり合いました。その名も 「RightFields」。M...

del.icio.us 経由ですが、久々にすばらしい Movable Type 用の Plugin にめぐり合いました。その名も 「RightFields」。MT のエントリー投稿画面を自在にカスタマイズできるプラグインで、つい最近リリースされたばかりのベータ版とはいえ、その機能はかなりのもの。MT を CMS として使いたいときに、ネックとなるエントリーのデータ項目に関する拡張性の低さを一気に解消してくれるなんとも素敵なプラグイン。

以下に簡単な説明を。

まず、プラグインのページの Download (.tar.gz file) をクリックして、プラグインの圧縮ファイルをダウンロードしたら、解凍します。解凍したファイルの 「plugins」 フォルダ内にある 「RightFields」 フォルダをフォルダごと MT の 「plugins」 ディレクトリにアップしたら、「mt-rightfields.cgi」 のパーミッションを実行可能な状態に (通常は 755) します。

ダウンロードしたファイルには 「php」 というフォルダが含まれていますが、PHP で動的にページ生成を行っている場合は、「php」 フォルダ内の 「plugins」 フォルダの中身をすべて、MT の、php > plugins ディレクトリにアップします。

次に同サイトの 「BigPAPI」 プラグインのページから BigPAPI プラグインをダウンロード。同じく、解凍したら、「BigPAPI.pl」 ファイルをそれが入っている 「BigPAPI」 というフォルダごと、MT の 「plugins」 ディレクトリにアップします。サイト上の説明では、この BigPAPI プラグインは RightFields プラグインの圧縮ファイルに含まれると書かれているのですが、どう探しても入っていなかったので別途入れておきます。

これで、プラグイン利用の準備完了。MT にログインして、プラグインの一覧へ進めば、今インストールした 2つのプラグインが利用可能になっているはずです。

そうしたら、「RightFields」 をクリックして設定に進みます。

まずは、対象の Blog を選択して、「Configure」 をクリック。

Standard Fields はもともとのエントリーフォーム (エントリー、追記など) をカスタマイズする部分。

Extra Fields は自由に項目を追加していける場所。最初にデータベースの形式を選択しますが、データベースに SQL を使用していないならデフォルトのまま Update をクリックで。

「Field」 に任意の名前 (半角英数字と"_"のみ ) を入力。「LABEL」 に項目として表示される名前を、それぞれ入力し、Field のタイプを選択します。設定をセーブしたら完了。エントリー画面に行けば、今追加したフィールドが現れているはず。

さて、テンプレートへの反映ですが、基本的には下記のように記述します。

 <MTExtraFields>
  <MTIfExtraFields>
   <MTIfExtraField field="isbn">
    この本のISBN: <$MTExtraFieldValue field="isbn">
   </MTIfExtraField>
  </MTIfExtraFields>
 </MTExtraFields>

太字の部分にデータ項目を追加したとき 「Field」 に入れた名前を指定します。その他の方法として、独自のテンプレートタグを作ってしまうことも可能です。

ここまでできたら、あとは普通に投稿するだけです。

ここでは非常に簡単な流れしか説明していませんが、その他にも用途は広がりそう。例えば、プルダウンメニューやチェックボックスで選択していくだけで製品のスペック表なんかを簡単に投稿できたりして便利。ちなみにプラグインの解説ページで紹介されているレストランのレビュー用にカスタマイズした投稿画面がこれ。MT とは思えない状態......

なお、このプラグインはシェアウェアですので、使ってみてその後も継続して使うなら、シェアウェア代金 $15 を払って使いましょう。でも、機能的に $15 払う価値はありますよ。

記事をここまで御覧頂きありがとうございます。
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