すでに主要なブラウザでは実装済みなので、今さら感はありますが、Geolocation API が 10月 24日付けで W3C 勧告になりました。
Geolocation API の最初の草案 (Working Draft) が公開されたのが 2008年ですから、約 5年かけて勧告までたどり着きましたとさ。
Geolocation API とは
Geolocation API は JavaScript でモバイル端末の位置情報を取得するための API。現在使用されているほとんどのモバイル端末は、GPS や無線 LAN 電波による位置測位によって、デバイスの現在位置を算出する機能が搭載されていますが、端末側で持っているこの位置情報データに API を介してアクセスすることで、簡単に端末の位置情報データをブラウザやアプリケーション内で利用することが可能です。
ちなみに、所謂 「HTML5 関連仕様」 とか言われて、HTML5 のくくりで語られることが多いですが、正確には HTML5 仕様ではありません。まぁ大した問題ではないんですが。
IE9 以降をはじめ、主要なブラウザではかなり前から利用可能ですので、実際に多くの Web サイトやアプリケーションですでに利用されています。