Google Analytics の習熟度を認定する資格として Google が公式に提供している 「Google アナリティクス個人認定資格 (Google Analytics Indivisual Qualification / GAIQ)」 は元々、英語での受験が必要で、さらに受験にも費用がかかっていたのですが、つい最近これが日本語化され、さらに受験も無料になった案内が来ていた (来ていたというか、Google Analysis にログインすると通知が出てた) ので、年末年始のお休みでちょっと時間ができたついでに受験してみました。
結果は無事合格できたのですが (下記が認定書)、せっかくですので受験の仕方などについて簡単にまとめておきたいと思います。
Google パートナーへの登録
まず、Google アナリティクス個人認定資格を受験するには、Google パートナーへの登録が必要です。個人でも Google パートナーへの登録は可能。
Google アカウントを持っている前提ですが、下記のパートナーページにアクセスします。
上部にある 「広告代理店の皆様はこちら」 に進みます。
すると、次のページで新規パートナー登録へのリンクボタンが表示されますので、「Google Partners プログラムに参加」 ボタンを押して登録画面に進みます。
すでに Google アカウントでログインしていればパートナープログラム規約への同意などのプロセスを経て登録が完了しますので、プロフィールの作成まで進めましょう。
代理店の登録は、すでに自分の所属している会社など組織が、代理店登録されているなら会社名などで検索すれば登録可能です。個人の場合は関係ないのでスキップしておけば問題なしです。
ログインしている Google アカウントにパートナープログラムが紐付きますので、複数アカウントを持っている人はお気を付けください。
パートナーページから受験
登録が完了すると、自分の Google パートナーページに下記のように認定資格の一覧が表示されます。
Google アナリティクス個人認定資格に該当するのは 「分析 (Analytics)」 という資格になります。詳細に進むと、ここから受験ができます。
試験は下記のような合格条件になっています。
- 試験時間 : 90分
- 試験問題数 : 全 70問
- 合格基準 : 正解率 80% 以上 (56問以上正解)
- 資格の有効期限 : 18ヶ月
試験はすべて、質問に対していくつかの候補から答えを選択する方式ですが、スタートすると途中で時計を止めることはできないのと、一度答えて次の質問に進むと、もう前には戻れないので、しっかり勉強した上で受験し、質問には慎重に答えていきましょう。
ちなみに受験途中で 「やべーすげー間違ってる気がするー」 と合格に自信がないときは全問解答する前にブラウザを閉じてしまえば採点されず最初から受けられるみたいです (実際に試していないのでわからないですが)。
もし不合格の場合でも 7日間のインターバルを空けて再試験できます。なのでちょっと時間は空きますが、一回不合格になったからといってそんなに落ち込む必要はなくて、お勉強し直して再度受験すれば大丈夫です。
内容的には Google Analysis を普段から使い慣れている人で、あとは各用語について頭に入っているなら比較的わかる内容だと思いますが、事前に Google Analysis のヘルプは一通り読んでおくとよいと思います。
特に Google Analysis 内で使われる用語の理解と、「どこを見れば、どういうレポートが見られるか」 とか 「こういうデータを取得したい時はどういう設定をしておけばよいのか」 みたいな部分をきちんと理解しておくといいかも。
ということで、Google Analysis を使いこなすのに必要な最低限の知識と、その理解度を確認するためにも、お仕事で Google Analysis を使う人は受けてみるとよいかもしれませんね。
残念ながら試験結果で答え合わせをしてくれないので、どこが間違っていたのかわからないのが難点ではありますが、自分がどの程度、Google Analysis について理解しているかを手軽にチェックできるのでオススメです。
一応認定書も発行されるので、最低限、このくらいの知識レベルはクリアしていますという証明にはなります。逆に仕事で一切使わない人が受けてもあまり意味はないと思いますけども。