更新情報を配信する RSS フィードは便利な反面、あまりその辺の技術に詳しくない人にとっては、「Syndicate this site (XML)」 なんてリンクをクリックしたときに表示される XML ソースコードそのまんまのページは、なかなか取っ付きにくい存在なのではないでしょうか。
MovableType などの Blog ツールをはじめ、RSS を自動生成するツールが吐き出す RSS (XML) ファイルには基本的にスタイルが指定されていないため、ブラウザでアクセスしたときにコードがそのまま表示されるわけですが、ユーザビリティーの観点から言っても簡単な利用方法の説明を表示してあげたり、せめて見た目で引いてしまわないような配慮をしておくというのも有益かもしれません。
では実際にどうするかですが、実は RSS は CSS を使用してデザインすることができます。今のところ、RSS+CSS の組み合わせに対してブラウザの対応が完全ではないというのが困ったところですが、Firefox や Netscape7 などの Mozilla 系最新ブラウザと Opera はほぼ完璧。IE では一部スタイルが適用されない部分がでますがほとんど問題なしといったところ。
もともと RSS 自体がページを直接見てどうこうするというものでもないので、最低限の見た目を整えてあげるということと、RSS の利用方法を簡単に説明してあげるというのが CSS を使う目的になると思いますが、これだけでもかなりユーザーフレンドリーになるのではないでしょうか。で、実際に CSS をあてた RSS がこれ。
適用の方法は、外部スタイルシートにて CSS を定義し、それを RSS に読み込むだけ。読み込みは先頭の XML 宣言のあとに、
<?xml-stylesheet href="path/to/style.css" type="text/css"?>
と記述すれば完了です。(path/to/style.css は CSSファイルのパス)