先日 Beta リリースされた次期 Movable Type である、「Movable Type 4」 ですが、早速 Beta 版を入手してテストしてみました。
今日たまたま SixApart の中の人と打ち合わせしている時に、デモを交えて色々見せて頂いたので、その中で特に気になった点などを挙げてみたいと思います。まだ英語版のみ (日本語の入力はもちろん可能) の Beta 提供ですし、正式リリースまでに変更される点もあるかもしれませんが。
利用規約にしっかり目を通してから使用しましょう。ファイルをダウンロードしたら解凍してサーバにアップ。いつも通り mt-config.cgi を自分の環境に合わせて書き換えてアップしたら準備完了。
mt-config.cgi の記述を見ると、oracle や SQL server 関連の設定項目や、LDAP に関する項目がありますね。見たところ、Movable Type Enterprise の設定項目と同じですので、単に Enterprise 版の設定ファイルをそのまま使っているのか、4 ではこれらをサポートするのかはわかりませんが。
インストール自体は簡単。今までと同じで言われたとおりに入力して進んでいけば完了です。この時点でデザインの変わり具合に期待感が高まる感じ。
完了したらログイン。
そして、管理画面と初対面。今までの面影まったくなしですよ。
早速新規 Blog の作成に進みます。インターフェイスが刷新されたので一瞬と惑いますが、Ajax を活用して、よりリッチなインターフェイスになって慣れれば使いやすい感じ。
新規 Blog 作成の初期画面で入力すべき項目は変わらず。
セーブしたら、あとは細かい設定へ。設定項目はそんなに変わっていませんが、いくつか追加されているものも。例えば、エントリーの投稿時に、フォーマットが選択できるようになっていますが、その辺の初期設定なんかが追加されています。
OpenID なんかにも対応したので、コメント設定でその辺を設定できたりします。
長くなってきたので次回に続けますが、個人的に気になっている変更点としては、
- 新たに Page という概念が追加された。(WordPress と同様)
- ファイルのアップロード部分の大幅な刷新
- アーカイブの種類増加とアーカイブマッピングの強化
- Folder などを含めた管理機能全般の強化
- ものすごい勢いで追加された MT テンプレートタグ
- コメントに対する返答が管理画面から可能に
- インポート / エクスポート機能の強化
- Blog 複製機能
- 再構築が早い (らしい...... まだ比べていないので不明ですが)
あたりか。特に仕事で使う人は余計なところにかかる手間がかなり削減されてハッピーな感じになりそう。もうちょっといじってみてから続きを上げたいと思います。
一応テスト環境は、FreeBSD + Apache/1.3.37、Perl 5.8.4 に MySQL 4.0.27 という環境ですが、今のところ DB エラーが頻繁に帰ってきたりしているので、この辺も合わせて調べてみないといけないかも。ということで、現状では安易に手を出さない方がいいかもしれません。