現地時間の15日、午前9時より Moscone Center、West Hall で行われた、Apple CEO、Steve Jobs 氏による Macworld 基調講演の様子をビデオでアップします。
基調講演では、大きく4つの発表が行われました。 Time Machine と連動するワイヤレスのバックアップ用ハードディスク 「Time Capsule」、「iPhone」、及び 「iPod Touch」 のメジャーソフトウェアアップデート。それから、「iTunes Movie Rentals」、そして最後に、新しい MacBook である、「MacBook Air」 の発表です。
それでは、ご覧ください。時間が長かったので分割数が多くなっていますが、順番に見ていってもらえれば、時系列に並んできます。
1番目の発表、「Time Capsule」 は、ディスクサイズによって、500GB、1TB の2つのモデルが用意され、出荷開始は2月。価格はそれぞれ $299 と $499 となっています。これはかなり欲しいとか思った。
2番目、iPhone のソフトウェアアップデートでは、
- Maps with location
- Webclips
- Customize home screen(s)
- SMS multiple people at once
- Chapters, Subtitles, Languages
- Lyrics support
の6つの機能が追加されるとのことで、今日から無料でアップデート可能とのこと。特に WiFi アクセスポイントを利用した位置測定機能と連動した地図機能はかなりいけてますし、多人数接続の SMS も便利そう。早く日本で売ってくれないか…
同時に、iPod Touch でも、
- Mail, Stocks, Notes, Weather
- Maps with Wi-Fi location
- Webclips
- Customize home screen(s)
- Chapters, Subtitles, Languages
- Lyrics support
といった新機能がソフトウェアアップデートによって追加されますが、既存ユーザーのアップデートには、$20 必要とのこと。こちらも今日からアップデート可能。
3つ目は、iTunes Movie Rentals ですが、当面は日本では関係ないのでパス。動画見てみてください。ちなみにレンタル価格は、旧作が $2.99、新作が $3.99 で、HD 画質だと、$1 上乗せ。30日以内に視聴開始して、24時間以内に視聴終了という制約がつきますが、iPod などへの転送は自由のようです。
また同時に、iTunes Movie Rentals への対応含めた Apple TV のソフトウェアアップデートとデモ、値下げのお知らせなどもありました。iTunes Movie Rentals は米国で、今日から利用可能、世界展開は、年内後半とのことでした。
そして、最後に4つ目。今回の発表の目玉ですね。新しい MacBook として、超薄型で軽量な、「MacBook Air」 が発表されました。こちらは2週間後から販売開始。すぐ店頭に並ぶならその足でサンフランシスコの Apple Store に行って見てこよっかなと思ってたんですが、残念。(予約は日本でも今日から可能です。)
MacBook Air の特徴は、
- 重さ 3 ポンド (約1.35kg)
- 厚さ 0.16 ~ 0.76インチ (約4 ~ 19.4mm)
- 13.3 インチディスプレイ
- フルサイズキーボード
- バックライトキーボード
- マルチタッチジェスチャー対応のタッチパッド
- iSight カメラ内蔵
- 1.6GHz Core 2 Duo プロセッサ (オプションで 1.8GHz)
- 2GB メモリー
- 80GB HDD (オプションで 64GB SSD)
- 802.11n Wi Fi サポート
- Bluetooth 2.1 + EDR サポート
- Magsafe コネクター
Jobs 氏が封筒に入れて持ってくるというパフォーマンスをするくらい、薄くてびっくり。ちなみに価格は $1799 (日本価格では 229,800円から、プロセッサを 1.8GHz にして、SSD にすると、388,400円) から。持ち歩くノート PC としては薄くて邪魔にならないし、いいかもしれないですね。発売されたら早速実機を見に行こうと思います。
MacBook Air もいいんですが、個人的には iPhone と iPod Touch がものすごーく欲しくなった基調講演でした。