つい先日リリースされた、iOS 11.3 にもバンドルされた最新版の Safari 11.1 では、Service Worker をサポートしたりと開発者に取ってはうれしいアップデートが行われています。
また同時に、このバージョンから、すでに Chrome や Firefox では実装されている、SSL で保護されていないページにログインフォームなどパスワード入力欄が存在する場合にアドレスバーで警告する機能が有効になりました。
ということで、試しに SSL で保護されていないページにパスワード入力欄をもったログインフォームっぽいものを設置して実際の動作を確認してみました。
下記の画像、左がフォームを表示した時、右が入力欄にフォーカスした状態です。
画像からもわかるとおり、セキュアでない (SSL で保護されていない) 入力フォームを表示しただけでは特に警告はされません。そこに何か入力をしようとすると、アドレスバーに 「安全じゃないよ」 という警告が出るという動作ですね。
Safari 11.1 は iOS 11.3、および macOS 10.13.4 にバンドル。その他、macOS 10.12.6 と 10.11.6 で利用可能です。
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