Google Chrome 68 が正式リリース、SSL で保護されていないページに警告表示がスタート

Chrome 68 が正式リリースされ、かねてからアナウンスされていた、SSL(TLS) 保護されていないページに対して 「保護されていません」 という警告が表示されるようになりました。

Google Chrome の最新版、Chrome 68 が正式リリースされました。本バージョンにおいて、かねてからアナウンスされていた、SSL(TLS) 保護されていないページ、つまり HTTP で接続する全てのページに対して 「保護されていません」(日本語の場合) という警告といいますか、インフォメーションをアドレスバーに表示するようになりました。

Chrome 62 以降で実施された、HTTP 接続時における、パスワード入力欄に対する警告を経て、今回のバージョンアップで HTTP 通信全体に対して 「保護されていませんよ」 と表示するようになったわけです。

実際の表示は

実際に Chrome 67 と Chrome 68 で HTTP 通信時のアドレスバーを比べてみますと、下記のように、Chrome 68 では 「保護されていません」 という表示が追加されていることがわかります。

Chrome 67 / 68 における、HTTP 通信時のアドレスバー例。左が Chrome 67、右が Chrome 68

HTTPS 通信の場合は表示に変化はなく、EV 証明書を利用している場合 (下記の例は三井住友銀行さんの Web サイト) は組織名がアドレスバーに表示されます。

Chrome 68 における、HTTPS 通信時のアドレスバー例。右は EV 証明書利用時の表示(三井住友銀行サイト)

デベロッパーツールも拡張

Lighthouse が 3.0 になったり、色々と機能追加もされています。

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