社員 Blog に会社の内情を暴露するエントリーを投稿したことが原因で Google を首になった人がいますが、社員が自由に意見を発信できる社員 Blog は、マーケティングツールとしての利用価値は高いものの、運用にあたっては最低限のルールくらいは決めておくというプロセスが必須のようです。
「企業はセキュリティ・ポリシーの一環として、社員によるブログの適切な使用について明確な規則を定め、その施行に必要な技術を導入すべきだ」。英Clearswiftは米国時間2月22日、ブログが企業のセキュリティに与える影響について注意を促した。
あまり規則でがんじがらめにするのも考え物ですが、最低限のルールに関しては明確に示しておきましょうということですね。では、具体的にどのようなルールを定めるかですが、ちょうど日経 BP の記事で Microsoft が作った社員への「ブログ・ガイドライン」が紹介されていますので引用しておきます。Microsoft は社員がブログを使うことを積極的に勧めていますが、事前にこのガイドラインを参照するように言われているそうです。
- 雇用の契約内容に守秘義務があることを忘れない。
- ニュースを発さない。守秘情報は公開しない。
- 読者からの情報などは、著作権・特許などの絡みもあるので取り扱いに注意。
- 前にいた会社に敬意を払い、その情報を書く際には気をつける。
- 自分自身が誰で、マイクロソフトで働いていることを公開する。
- 企業責任の問題もあるので、サポートやアドバイスをする時には注意が必要。
- 個人の意見として公開。
- 「Post」のボタンを押す前に、どのような反響があるかを考える。
社会人としてはごく当たり前と思えることしか書いていませんが、最低限のルールを定めてあとは社員を信用するっていうスタンスなのでしょう。社員も大人ですから、当然といえば当然ですが。