「パーミッションマーケティング」 や「バイラルマーケティング」 などの著者として知られ、また起業家でもある Seth Godin 氏が創業したベンチャー企業、「Squidoo」 のサービスがベータリリースされ、テストが開始されました。
Squidooは、ユーザーがネット上のコンテンツをその専門知識に基づいて収集、分類して紹介する 「Lenses」 と呼ばれるページを作成することでネットユーザーに有益な情報を与え、それによってもたらされた利益を、寄付や Lenses 作者への報酬に換えることで運営していこうというなかなか面白い試みのベンチャー企業。
Lenses は簡単に言えば、Allabout のガイドページのようなもので、Squidoo はこの Lenses を、ユーザーが得意な分野で自由に持てるようにするもの。Lenses には広告が掲載されているので、そこからの広告収入が Squidoo の収益となる。
ところが、Squidoo の面白いところは、この広告収入の使い方。
なお、Squidooは組織的に一般的な企業とは若干異なっており、CEOや取締役に対して報酬は支払われない。Squidooが得た収入からサーバー費用、従業員の基本的な給料などが支払われた後、残りの5%が寄付のためにプールされ、50%がレンズ作者に、さらに残った額から投資家と従業員への追加報酬が支払われることになっている。
自分が持つ専門的な知識を世の中のために役立てることができるということで、ここにモチベーションを感じるユーザーもいるのでしょうね。この辺は Wikipedia とも通じるものがあるのかもしれません。
ちなみに、Seth Godin 氏の Lenses もあります。