米 JotSpot が発表、ベータリリースした 「JotSpot Tracker」 は、スプレッドシートを wiki サイトに変換する Web ベースのサービス。「JotSpot Tracker」 を使えば、Excel シートをサイト上で自由に編集したり、また、Excel ファイルとしてエクスポートできます。遠隔地の複数ユーザー間で、1つの Excel ファイルを編集、管理、共有するような場合に、非常に便利なサービス。
![]()
ログインすると、見た目 Excel シートのような画面が。このまま通常の Excel のようにデータを入力していくこともできますし、既存のデータをインポートすることも可能です。
![]()
インポートは簡単。「Show Getting Started options »」 をクリックすると、オプションメニューが表示されますので、その中から 「Import from Excel」 を選択すると、「スプレッドシートをここにペーストしろ」 というフィールドが出現しますので、ここに既存の Excel シートをコピーして、ペーストすれば、インポート完了。御多分に洩れず JavaScript で画面遷移なしに動作します。
この状態で、仲間内だけでログイン情報を共有しておけば、1つのファイルを自由に編集、共有できるわけです。
これだけでもかなり便利なのですが、さらにすばらしいことに、データの中に日付情報が入っていると、カレンダーに自動的に反映して表示してくれたり、同じく、住所や郵便番号 (米国内のみ) が入っていると、Google Maps にプロットしてくれたりもしてしまいます。
![]()
Add location data to your spreadsheet. If you have a single column named "address" or multiple columns named "street", "city", "state" and "zip" we'll map it for easy reference.
![]()
「address」 という名前のコラムが存在すると、自動的にその列のセルの情報を Google Maps にプロットしてくれるわけ。使い方を工夫すれば、かなり便利なサービスになりそうです。
ちなみに、「JotSpot Tracker」 の正式リリースは今年の前半、Web データソースを取り込むための API を開発者向けに提供する予定もあるそうで、期待できるサービスです。