「Google Docs & Spreadsheets」 が公開されるなど、Web 版オフィスソフトウェアが熱い今日この頃ですが、個人的にとっても注目しているのがこの 「Zoho Virtual Office」。
米国時間 10月11日からベータ版の公開が始まっていますが、以前から提供されている、「Zoho Writer」、「Zoho Sheet」 などに加えて、新たに提供される 「Zoho Webmail」 などが統合されたオンラインオフィススイートとなっています。
デモ版はここで確認できます。
Email (Web メール) を始め、Notes (メモ帳)、Tasks (ToDo リスト)、Calendar (カレンダー)、Desktop (バーチャルデスクトップ)、Documents (オンラインストレージ)、Contacts (アドレス帳)、Links (オンラインブックマーク)、Writer (ワープロ)、Sheet (スプレッドシート)、Show (プレゼンテーション) が1つに統合されています。
ワープロソフトやスプレッドシート、Web メールやカレンダー...... 提供されているもの 1つ1つは、例えば Google などでもすでに提供されているのですが、今回とっても期待しているのが、Zoho Webmail 。
Zoho で提供される Web メール機能は、通常の Web メールサービス、例えば Gmail や Yahoo! Mail のように新たにメールアカウントを取得するのではなく、既存で使っているメールアカウントを Web 上で統合できるのが特徴。
例えば、Gmail、Yahoo! Mail、会社のメールアカウント、ISP でもらった個人のメールアカウントなどなど、複数のメールアカウントをそれぞれ Zoho Webmail に登録すると、Web 上ですべてのメールを受信することができてしまうわけ。さらに近日中には RSS リーダー機能も追加されるらしい。これ、ものすごく便利だと思う。
また、将来的な拡張として Zoho CRM との統合、Skype との連携なども視野に入っているらしいので、企業、個人に限らずかなり注目に値するサービスだと思いますよ。
ちなみに、個人利用の場合は無料、企業ユーズに関しては 1ユーザーあたり月額 $9.95 となります。この手のサービスって、大企業でいきなり導入なんてケースはないと思うんですが、中小企業や SOHO にとっては結構魅力的なんじゃないですかね。
ロケーションフリーなワークスタイルが実現する第一歩になりそう。