去年、9月に HTML5 の Last Call(最終草案)に向けたスケジュール案が発表され、
- HTML5: Getting to Last Call : W3C Blog
- Timeline to Last Call from Maciej Stachowiak on 2010-09-08 (public-html@w3.org from September 2010)
さらに、今年に入って 2011年5月に Last Call を出すよというスケジュールが発表されていましたが、
- W3C Confirms May 2011 for HTML5 Last Call, Targets 2014 for HTML5 Standard
- Last Call timeline from Paul Cotton on 2011-05-15 (public-html@w3.org from May 2011)
本日(米国時間 25日)、予定通り、HTML5 及び、関連仕様 5つの Lasc Call が宣言されました。
W3C 勧告までの過程は下記のような流れですので、
- 草案 (Working Draft)
- 最終草案 (Last Call Working Draft)← HTML5 は今ココ
- 勧告候補 (Candidate Recommendation)
- 勧告案 (Proposed Recommendation)
- W3C勧告 (Recommendation)
上記記事にもあるとおり、8月3日までのレビュー期間を経て、そこで出てきた問題を解決すれば、勧告候補 (Candidate Recommendation) へと進むことになります (来年 1月末には次のステップを可決したいねと言っているので、その予定通りなら 2月には CR が公開ですね)。
基本的に Last Call されてしまえば仕様としてはほぼ安定状態ですので、これで制作者側でもある程度安心して HTML5 を使えるようになるんじゃないでしょうか。とはいえ、hgroup どうすんの?的な話が最近でてきていたりと、読めない点もあるんですけど…
ちなみに、HTML5 の W3C勧告(Recommendation) は 2014年 を目標に進められています。