「NAVER まとめ」 の訪問者数が Twitter を抜いたらしい

ニールセン(日本) が発表したレポートによると、「NAVER まとめ」 の訪問者数が 1,335万人に達し、その訪問者数は Twitter の訪問者をわずかながらですが超える規模まで成長したとのこと。

ニールセン(日本) の Twitter アカウント経由でレポートを拝見しましたが、「NAVER まとめ」 の訪問者数が 1,335万人に達し、その訪問者数は Twitter の訪問者をわずかながらですが超える規模まで成長したとのこと。もちろん、Twitter の数字は国内のみを対象にした数字ですが。

2011年12月から2012年12月にかけての訪問者数の増加幅で見ると、「NAVER まとめ」は741万人増で昨今話題のFacebookを大きく上回り2012年に最も訪問者数を伸ばしたサイトとなりました。また、訪問者数自体もTwitterをわずかに上回る規模にまで拡大しています。

「NAVER まとめ」 の月間訪問者数が 1,300万人を突破 : ニールセン株式会社 ニュースリリース から引用

と、ここまで書いたところで Yahoo! ニュースの方で山本一郎氏が下記の記事を公開されているのを発見しまして、言いたかった事がまとまっておりましたので、紹介して終わりにしますが、今までの 「検索サイト → 情報元」 っていう人の流れに対して 「検索サイト → まとめ → 情報元」 っていう経路がとても多くなってますねっていうことなので、その辺が今後サイトの流入や運営方針にどういう影響を与えるかって点で興味あります。

「NAVERまとめ」の直前・直後閲覧ドメイン

※ 上記画像は 「「NAVER まとめ」 の月間訪問者数が 1,300万人を突破 : ニールセン株式会社 ニュースリリース」 からの引用

インターネットが普通の人にも行き渡れば、自分で色々と情報を能動的に探すよりも、テレビのようにその時旬な話題をわかりやすくまとめて届けて欲しいとか、その時欲しいと思った情報を流し読みできるようにまとめといてくださいよって思う方の割合も増えると思いますので、こういうまとめサービスが伸びるのは時流なんだと思います。

もちろん、まとめサイト自体は手法として新しくはないと思いますが、「NAVER まとめ」 はそれを簡単に作れるようにし、さらにまとめた人が報酬までもらえるっていう仕組みにしたことで一気に普及し、短期間でここまでの成長を遂げさせたという点で、目の付け所がシャープですねと思います。

私個人のインターネットの使い方は、玉石混淆、とにかく大量の情報をばーっと受け取って、その中から自分で取捨選択していきたい、フィルタリングしてく課程や、その中で調べる対象が思わぬ方向に枝分かれしていく偶然性みたいなものが楽しいっていう感じの考え方なのであまり積極的に 「NAVER まとめ」 をはじめ、そういうお手軽にまとめときました系のサイトは見ないのですが、それでもある話題について調べるきっかけに、まとめサイトでまとまってる情報をまずはさらっと見てみるみたいな使い方はさせてもらってますし、実際に役に立つまとめも多々ありますから、この手のサービスに対して特に否定的な意見はないです。

でも、実際には調べ物の課程で閲覧したら、観測範囲が狭すぎて役に立たないとか、単にあるキーワードの検索結果に出てるページを上からいくつか拾っただけみたいなゴミ…… 失礼、有益じゃないまとめも多いですし、上の山本氏の記事でも書かれているようにまとめの体を成していない転載行為や 「極端に」 バイアスがかかったまとめなどの問題もあり、そういうのが検索した時に目立つようになると、OK○ave みたいなのと一緒に検索結果から除外するサイトの 1つになっちゃう可能性もあったりと、成長が著しいことで問題点も一気に出てくると思いますから、中の人は大変でしょうが、がんばってください。

個人的にはキュレーションって、「誰がまとめたか」 が重要 (有名人かどうかじゃなくて、その分野への造詣的な話) だと思ってるので、まとめてる人のランク (まとめの有益度や専門性などによって評価される仕組みとか?) とかそういうのが見ている側からわかるようになるとか、まとめ記事の露出やおすすめ度に反映されるとかがあってもいいのにとか思います。

あと、よく言われる、まとめの対象となった情報元のサイトへの還元って部分は、別に金銭的な還元はいいとして、別立てで、「まとめられてる情報元の中でこのページへのアクセス率高いよ」 とか、「人気のまとめられサイト」 とかみたいにまとめ記事内とは別で紹介とかされる仕組みとかあったら面白いんじゃないっすかね? 深く考えず適当に書いていますけども。

Blog 書いてる立場からすると、時間かけて記事書くより、手っ取り早くどっかで話題になってることや、特定のクラスタが好きそうなネタをまとめた 「○○まとめ」 的記事書いた方が、アクセス数だけでいえば時間対効果が高くなっちゃうっていう問題 (?) があって (書いてるジャンルとかにもよると思いますが)、同時にマネタイズを考えるならアクセス数を上げるのが現状では最も合理的な方法である以上、こういうまとめサイトは今後も減ることはなさそうだから、せめてそれが情報を探してる人の役に立つ方向に少しずつでもいいから進化していってもらえばって思います。

なんだかまとまりのない長文になってしまいましたが以上です。

記事をここまで御覧頂きありがとうございます。
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