Firefox の最新版、Firefox 26 が正式リリースされ、自動更新も提供開始されました。Android 版も同時公開。
このバージョンから、すべての Java プラグインに 「Click to Play」 が有効 (起動にクリックが必要) になったほか、CSP (Content Security Policy / 参考エントリー) への対応も拡大され、Content-Security-Policy-Report-Only
を利用可能になりました。また、Android 版では、about:home が刷新。よく見るサイトのサムネイルが表示されるようになったり、タブをピン留めできるようになっています。
レスポンシブモードに追加機能
デスクトップ版では、以前から実装されているレスポンシブモードにいくつかの追加機能が実装されています。レスポンシブモードにするとわかりますが、上部に 2つのボタンが追加されています。
クイックスクリーンショット機能
レスポンシブモードの追加機能、1つは、クイックスクリーンショット機能。
ボタン 1つでレスポンシブモードのスクリーンショットを簡単に撮ることができます。スクリーンショットは、Firefox で指定してあるダウンロードフォルダに自動的に PNG 形式の画像として保存されます。
とはいっても、撮れるスクリーンショットは、画面上に見えている部分だけですので、ページ全体のスクリーンショットを撮りたい場合などは、プラグインを利用した方が便利です。
個人的には Fireshot を長年愛用していますが、こいつはほぼ最強だと思いますので、オススメしておきます。
タッチイベントシミュレート機能
もう 1つは、タッチイベントをシミュレートする機能が追加されています。これは、マウスイベントをタッチイベントに変換してくれるもので、スマートフォン向けサイトや Web アプリケーションの動作確認をデスクトップで行う場合に便利そう。
上記 2つの機能については、下記の動画 (Mozilla Hacks) でも紹介されています。
あと、地味ですが、Ctrl キーを押しながら、リサイズすると、縦横比を保ったままサイズが変えられるようにもなっています。
その他、セキュリティアップデート
先日、フランスの政府系認証局 ANSSI 傘下の中間認証局で google.com や .google.co.jp などのドメインに対する不正な証明書が発行されていた問題に対応して、これら証明書を失効させるアップデートを含む、いくつかのセキュリティアップデートが行われています。