srcset 属性に対応した Chrome ベータが公開、レスポンシブイメージ対応が可能に

Google Chrome の最新ベータ版、Chrome 34 が公開され、srcset 属性への対応が明らかにされました。

Chrome Beta先月末の話ですのでちょっと乗り遅れ感はハンパないですが、Google Chrome の最新ベータ版、Chrome 34 が公開され、srcset 属性への対応が明らかにされました。

去年の夏に Webkit が Nightly Builds で srcset 属性をサポートした時から 議論されていたものが実際に実装されましたというお話。

srcset 属性は、img 要素の属性として使用することで、高精細ディスプレイ (デバイスピクセル比に応じて) 向けや、ディスプレイサイズに応じて画像を出し分けるための属性。所謂、「Responsive images (レスポンシブ イメージ)」 を HTML のみで実現することができます。

で、だいたいのことは過去に下記で書いていますのでそちらをご参考まで。

ちなみに、Chromium Blog でも書かれているとおり、

Note that the src attribute is not needed for browsers that support srcset, but it's good for backwards compatibility. Kudos to external Blink developer Yoav Weiss for implementing and driving consensus for this feature. Stay tuned for the <picture> element, which will also help web developers with responsive design.

Chrome 34: Responsive Images and Unprefixed Web Audio : Chromium Blog から引用

「srcset 属性に対応したブラウザに対しては src 属性は必須じゃなくなるけど、後方互換性のためにも残しとけよ」 ってことと、あわせて picture 要素についても言及されています。本命は picture 要素だと思いますので、近いうちに picture 要素のサポートも行われそうな感じですかね。

なお、picture 要素に関しては上で紹介した記事で書いています。また、最新の仕様に合わせた Polyfill もすでに公開されてたりします。

ついでに、srcset 属性の Polyfill も下記などがあります。

あとは Firefox の対応がどうなるかですが、下記あたり見てると近いうちに動きがありそう。

そういえば本日、Google Chrome の最新安定版である 33.0.1750.149 がリリースされましたね。脆弱性の修正、Flash Player のバージョンも上がっていますので、早めにアップデートしておきましょう。

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