Firefox の最新版、Firefox 44 が正式リリースされ、自動更新も提供開始されました。Android 版も同時公開。
大きな変更点として、本バージョンから Service Worker に対応したことで、Web からのプッシュ通知を受け取ることができるようになっています。
Service Worker に対応
本バージョンから、Service Worker に対応しました。これによって、Push API によるプッシュ通知が Firefox でも受け取れるようになります。
Web からのプッシュ通知について詳しくは
ちょうど昨日ですが、Web サイトからプッシュ通知を送信する方法について記事を書いたので、詳しくはそちらをご覧ください。
プッシュ通知に対応した Web サイトに Firefox 44 以降でアクセスすると、下記のような通知許可ダイアログが表示されます。
ここで、「常に通知を受信する」 を選択すれば、Web サイトが通知を配信した際に、デスクトップに通知が表示されます。
ちなみに、Firefox のコンテンツ設定 (about:preferences#content
) から 「通知」 の項目ある 「通知の送信を許可するサイトを選択」 の 「選択」 ボタンを押すと、通知を許可している Web サイトの一覧が確認できます。また、ここで通知の許可を取り消すこともできます。
開発ツールの機能追加
開発ツールでは、アニメーションインスペクタにいくつかの新機能が実装されるなどしています。Firefox 44 で行われた機能追加については下記のリリースノートを参照のこと。
その他、セキュリティアップデート
緊急 3 項目を含む、計 12 項目のセキュリティアップデートが行われています。Firefox 44 で行われたセキュリティアップデートについて詳しくは下記のページを参照してください。
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