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GitHub が新料金プランを発表ということで新旧料金プランを比較してみた

GitHub が新しい料金プランを発表。プライベートリポジトリ数が無制限になり、個人ユーザーにとってはうれしい一方で、ユーザー数が多い組織向けアカウントにとっては値上げになる可能性もある料金改定になったようです。

GitHub がアムステルダムで開催したイベント 「GitHub Satellite」 において新しい料金プランを発表したとのこと。

プライベートリポジトリ数が無制限になり、個人ユーザーにとってはうれしい一方で、ユーザー数が多い組織向けアカウントにとっては値上げになる可能性もありと、反応が分かれる料金改定になったようです。

ということで、簡単に新旧料金プランを比較してみました。

新料金プラン

新しい料金は下記の通り。詳しくは 「GitHub - Pricing」 を参照。

詳しくは後述しますが、設定できる 「プライベートリポジトリの数」 で細かく料金が分かれていた旧料金プランに対して、新料金プランはプライベートリポジトリの数が無制限になったため、個人向けプランは料金がシンプルに。組織向けプランについては 「ユーザー数」 で料金が変わるようになりました。

Personal Organization
パブリック
リポジトリ
無制限 無制限
プライベート
リポジトリ
無制限 無制限
料金(月額) $7 $9 / ユーザー
or 最初の 5ユーザー $25

旧料金プラン

旧料金プランは下記のようになっていました。前述の通り、個人向けプラン、組織向けプラン共に、設定できる 「プライベートリポジトリ数」 で細かく料金が分かれていました。一方で組織向けプランの 「ユーザー数」 については全プランで無制限だったというわけです。

個人向けプラン

Free Micro Small Medium Large
公開リポジトリ 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限
プライベート
リポジトリ
0 5 10 20 50
料金(月額) $0 $7 $12 $22 $50

組織向けプラン

Free Bronze Silver Gold Platinum
ユーザー数 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限
公開リポジトリ 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限
プライベート
リポジトリ
0 10 20 50 125
料金(月額) $0 $25 $50 $100 $200

今回の料金プラン改定でプライベートリポジトリ数が無制限になったことで、個人向けプランでプライベートリポジトリ数が多かった人にとっては大幅な値下げになりました。そういう使い方をしている人にはうれしい改定かもしれません。

組織向けプランの場合、プライベートリポジトリ数が多くてユーザー数が少ないという組織にとっては値下げになる場合もありますが、一方でプライベートリポジトリ数は少ないけれどユーザー数が多い組織にとっては値上げになってしまう場合もあるということですね。

新旧 組織向けプラン料金比較

個人向けプランについては値下げ確定なのでいいとして、試しに新旧の組織向けプランで、プライベートリポジトリ数、ユーザー数ごとにどれくらいの月額がかかっていて、新料金プランだとどうなるのか表にしてみました。

旧 組織向け料金プラン

表は横軸がプライベートリポジトリ数、縦軸がユーザー数で、それぞれ月額料金を入れています。とりあえずユーザー数は 15ユーザーまでを。

旧料金プランはユーザー数が無制限だったので、プライベートリポジトリ数が少なければ、ユーザー数が多くても料金はお手頃。逆にユーザー数が少なくても、プライベートリポジトリ数が多い場合は値段が上がる、みたいな感じになっていました。

10 20 50 125
1ユーザー $25 $50 $100 $200
2ユーザー $25 $50 $100 $200
3ユーザー $25 $50 $100 $200
4ユーザー $25 $50 $100 $200
5ユーザー $25 $50 $100 $200
6ユーザー $25 $50 $100 $200
7ユーザー $25 $50 $100 $200
8ユーザー $25 $50 $100 $200
9ユーザー $25 $50 $100 $200
10ユーザー $25 $50 $100 $200
11ユーザー $25 $50 $100 $200
12ユーザー $25 $50 $100 $200
13ユーザー $25 $50 $100 $200
14ユーザー $25 $50 $100 $200
15ユーザー $25 $50 $100 $200

新 組織向け料金プラン

こちらが同じ表を新料金プランで作ったもの。同じく表は横軸がプライベートリポジトリ数、縦軸がユーザー数で、それぞれ月額料金を入れています。「*」 を付けたのは、旧料金プランと比べてお安くなったところ。

新料金プランは 「Starting at $25 / month for your first 5 users. (最初の 5ユーザーまで $25/月)」 となっていたので、1~5ユーザーは $25 で、それ以降は $25 + $9/ユーザー で計算しました。

当初 1~2ユーザーのところ、$9、$18 にしてしまっていましたが間違いなので修正しました。

10 20 50 125
1ユーザー $25 $25 * $25 * $25 *
2ユーザー $25 $25 * $25 * $25 *
3ユーザー $25 $25 * $25 * $25 *
4ユーザー $25 $25 * $25 * $25 *
5ユーザー $25 $25 * $25 * $25 *
6ユーザー $34 $34 * $34 * $34 *
7ユーザー $43 $43 $43 * $43 *
8ユーザー $52 $52 $52 * $52 *
9ユーザー $61 $61 $61 * $61 *
10ユーザー $70 $70 $70 * $70 *
11ユーザー $79 $79 $79 * $79 *
12ユーザー $88 $88 $88 * $88 *
13ユーザー $97 $97 $97 * $97 *
14ユーザー $106 $106 $106 $106 *
15ユーザー $115 $115 $115 $115 *

制作会社さん、開発会社さんなど、プライベートリポジトリの利用がベースで、社員さん全員にアカウントを発行、みたいなところは、元々使用していたプライベートリポジトリ数とユーザー数によって、値下げになったり値上げになったりと明暗が分かれそうです。

ちなみに組織向けプランは今のところ強制的に新料金プランに移行されたりはせず、旧料金プランのまま使うこともできるとのことですので、焦る必要はないみたいです。旧料金プランが廃止されるときは、12ヶ月前までには通知するとのこと。

Organizations

If you're currently paying for one of our organization plans, you'll have the option to upgrade to unlimited private repositories at any time. For many of you, this change will mean immediate freedom from repository limits and a better way to grow and pay for GitHub.

We want everyone to have a plan with unlimited private repositories, but don't worry--you are welcome to stay on your current plan while you evaluate the new cost structure and understand how to best manage your organization members and their private repository access. And while we're currently not enforcing a timeline to move, rest assured that you'll have at least 12 months notice before any mandated change to your plan.

Introducing unlimited private repositories から引用

私個人的には、規模の大きい組織からきちんとお金を取りつつ、個人や小さい組織に対しては実質値下げという感じで良心的な改定かなと思いましたが、人によって受け取り方は変わるかもですね。

なお、パブリックリポジトリの利用やオープンソースプロジェクトでの利用は今まで通りは無料です。

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