Google Chrome が4週間隔にリリースサイクルを高速化、Edge も同様に

Google Chrome が現在の 6週間隔リリースから 4週間隔リリースへとリリースサイクルを高速化。対象となるリリースは Chrome 94 から。Edge もこれにあわせて 4週間隔のリリースサイクルになりますが、企業ユーザーに配慮して 「Extended Stable」 と呼ばれるオプションを提供するとのこと。

記事のタイトルと、下記の埋め込んだツイートでほぼ内容のすべてなのですが......

Google は、Chrome のリリースサイクル (現在は 6週間隔) を Chrome 94 (2021年 9月 21日リリース予定) より、4週間隔に高速化するとアナウンスしました。

また、現在 Chrome と同じ Chromium レンダリングエンジンを使用している Microsoft Edge も、Chrome のリリースサイクル変更にあわせて、同じ 4週間隔のリリースサイクルになりますが、こちらは企業ユーザーに配慮して 「Extended Stable」 と呼ばれる変則的なリリースサイクルのオプションを提供するとのことです。

ブラウザが頻繁にリリースされるということは、それだけ新しい標準技術を早く利用できる可能性が増えるわけですし (小出しに新しい技術が実装されていく感じ)、制作者サイドとしてはありがたいことです。

ちなみに上のツイートでも書いている通り、Mozilla は昨年の第1四半期から、それまで 6~8週間間隔でリリースしていた Firefox のリリースサイクルを、4週間隔に高速化しました (Firefox 71 → 72 のリリース間隔が4週間で、以降はそのペースになっています)。

今回の Chrome のリリースサイクル変更もこの流れに追随するものでしょう。

冒頭にも書いたとおり、4週間隔リリースの最初のバージョンとしてリリースされるのは、2021年 9月 21日リリース予定の Chrome 94 となります。

で、Chrome とレンダリングエンジンを共有する Edge も同じタイミングでこの高速リリースサイクルの対象となります。

ただし、Edge の場合は企業ユーザーも多いことに配慮して、「Extended Stable option」 (拡張安定版オプション?) と呼ばれるオプションを提供するとのこと。これは、4週間隔で更新される Edge の更新 2回分を 1回にまとめて、8週間隔にして受け取ることができるものらしいです。

重要なセキュリティアップデートに関しては別途、隔週 (2週間ごと) で配信されるということで、セキュリティは確保しつつ、機能アップデートに関しては 8週間隔で受け取ることで、組織内での検証期間が取りやすい形になっています。

記事をここまで御覧頂きありがとうございます。
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