Yahoo! と Ipsos が発表した RSS に関する調査結果。かなり進んでいると思われるアメリカですら、RSS の認知、利用実態はまだまだこれからという状態のようです。
2ページ目の 「Key Findings」 を見れば大体の結論はわかってしまうのですが、
Awareness of RSS is quite low among Internet users.12% of users are aware of RSS, and 4% have knowingly used RSS.
RSS を知っていると答えたのはインターネットユーザーの 12% とのこと。で、実際に RSS を理解した上で RSS を使っているユーザーはインターネットユーザーの内、たったの 4% と非常に少ない......
ところがその次が面白い。
27% of Internet users consume RSS syndicated content on personalized start pages (e.g., My Yahoo!, My MSN) without knowing that RSS is the enabling technology.
つまり、27% ものユーザーが知らないうちに RSS を使っていたと。それらのユーザーは My Yahoo! などのパーソナライズされたスタートページを使用しているユーザー層で、これを先の、RSS とは何かをわかって使っている 4% と合わせれば、何らかの形で RSS を利用しているユーザーはインターネットユーザーの 「31%」 になるってこと。皆さん知らないうちに結構使っているみたい。
さらに、RSS を最も利用しているユーザー層は、「平均所得 74,000ドルあたりの、大学教育、又はそれに相当する高等教育を受けた 18才~34才の男性」 なんて結果も書かれています。
28% of Internet users are aware of podcasting, but only 2% currently subscribe to podcasts.
レポートでは Podcast にも触れられていますが、28% のユーザーは Podcast を知っているが、実際に利用しているのは 2% とのこと。意外と少ないんですね。
Even tech-sevvy "Aware RSS Users" prefer to access RSS feeds via user-friendly, browser-based experiences(e.g., My Yahoo!, Firefox, My MSN).
で、RSS をよく使う、いわゆる 「わかっているユーザー」 も、RSS にアクセスするツールには、普段使い慣れたブラウザを使用するのを好む傾向があると。やはり IE が次期 IE7 で RSS をサポートすることが RSS にとっては爆発的に普及する契機となるのは間違いなさそうです。
その他にも、色々と調査データが掲載されていますので、興味のある方はレポートを読んでみてはいかがでしょうか。