Nielsen//Netratings が公開したデータによると、アメリカ国内で Yahoo! による検索数 (2005年3月~2006年3月) は前年比 47% 増。同じ1年間の Google による検索数はの前年比 41% 増ということで、年間の検索数増加率では Yahoo! が Google を上回るという結果に。ただし、検索数の絶対値には大きな開きがありますが。ちなみに検索数全体の伸びは前年比 36% 増。
Google's searches increased from 2.1 billion in March 2005 to 2.9 billion in March 2006, while in the same time period Yahoo's searches increased from 907.8 million to 1.3 billion. The No. 3 search provider, MSN, saw a 9 percent year-over-year growth in searches, from 592.2 million to 643.8 million.
Google の検索数が 2,057,897,000 (2005年3月) から 2,900,375,000 (2006年3月) へと前年比 41% 増、同じく Yahoo! が 907,751,000 (2005年3月) から 1,330,183,000 (2006年3月) へと前年比 47% 増、3位の MSN も 592,153,000 (2005年3月) から 643,803,000 (2006年3月) へと前年比 9% の増加となっています。
検索エンジンのシェアでは相変わらず Google が強い。2005年3月のシェア 47% から、2006年3月では 49% と、確実にシェアを拡大。Yahoo! も前年 21% から 22% へとシェアを拡大していますが、Google には及ばず。逆に MSN が前年の 14% から 11% へと 3% のシェアを失っています。この辺は以前のエントリーでも同じ Nielsen//Netratings のデータを基に触れましたが。日本では Yahoo!Japan の異常な強さにシェア拡大がままならない Google ですが、アメリカではもう少しでシェア 50% を超えそうな勢いです。
ちなみに、同レポートでは、テレビ業界と検索エンジンの関係に関しても記載されています。日本でも PC からテレビ番組 (インターネットTVも含めて) にアクセスするユーザーが増えいるようですし、そういったユーザーを取り込むためには検索エンジンを含めた 「Web」 の活用方法というのがポイントとなるのでしょうね。