前回の続き...... Movable Type 3.3 になって、大きく変わった点の 1つに、「エントリータグ」、エントリーに対するいわゆる 「タグ」 付けができるようになった点があります。
先行して提供開始されている、「Movable Type Enterprise 1.0」 ではすでに実装されていますが、基本的に今回の MT 3.3 でも同じ機能が追加され、それに合わせてテンプレートタグにも 「エントリータグ」 関連のタグが追加されています。
追加されている 「エントリータグ」 関連テンプレートタグは下記のとおり。
- MTTags
- MTTagName
- MTTagID
- MTTagCount
- MTTagRank
- MTTagSearchLink
例えば、タグ一覧のページを新たに用意したい場合、下記のようにマークアップすれば、
<h1>タグ一覧</h1> <p> <MTTags glue=" "> <a class="tag<$MTTagRank$>" href="<$MTTagSearchLink$>"><$MTTagName$></a>(<$MTTagCount$>) </MTTags> </p>
下記のように展開されます。
<h1>タグ一覧</h1> <p> <a class="tag4" href="http://.../mt-search.cgi?tag=css&blog_id=1">css</a>(5) <a class="tag2" href="http://.../mt-search.cgi?tag=blog&blog_id=1">blog</a>(8) <a class="tag6" href="http://.../mt-search.cgi?tag=html&blog_id=1">html</a>(2) (中略) </p>
以下、簡単な解説。
「MTTags」 は 「MTEntries」 などと同じコンテナタグです。登録されたタグの一覧を取り出すために使います。「glue」 アトリビュートで各タグの区切りを指定できます。上の例ではスペースを入れています。なお、シングルクォートとダブルクォートは区切り文字に使えません。
「MTTagName」 でタグ名を、「MTTagSearchLink」 は該当タグで検索するためのリンクを返します。また、「MTTagCount」 は、そのエントリータグが付いているエントリーの数を表示します。
「MTTagRank」 はそのエントリータグの使用頻度を返します。頻度が高いほど、数値が小さくなりますので、上のサンプルのように、「class」 の値として使用した上でスタイルシートを当ててやれば、タグの使用頻度に応じて文字サイズや太さを変えるようなこともできます。
あと、MT 3.3 BETA を試す場合は、「ベータ1における既知の問題点」 を事前に確認してからにしましょう。まあ、そんなに慌てなくてもすぐに正式版がリリースされると思いますので、心配な方はもうしばらく辛抱ですね。