ラフォーレミュージアム六本木で行われた、「CNET Japan Innovation Conference(CJIC) 2006 Autumn」 に参加してきましたので簡単なレポートを。
今回のカンファレンスのテーマは、 「Web 2.0時代に成長するテクノロジー企業の戦略」 。もはや Web2.0 とか聞くとお腹いっぱい感は無きにしも非ずなのですが、Google、salesforce.com を始めとしたいわゆる 2.0 的サービスを提供している企業を集めたカンファレンスとなりました。
最初に登場したのが Google の Michael Jones 氏。Google Earth,Maps,Local Chief Technologist の肩書きを持つ氏は、「Computer Science Fiction」 と題して、Google Earth のミッション、活用事例等をデモを交えながら説明してくれました。
ついでにサプライズとして氏が講演中 (する直前かな?) に Google Maps がバージョンアップ、日本国内の道路名や建物名などが表示されるようになったよなんて話も。確かに地図描写が細かくなってる。
で、お次が salesforce.com の Tien Tzuo 氏。SaaS 時代のソフトウェアトレンドについて、Writely や Google Spreadsheets を例に挙げながら、パッケージソフトを買う時代は終わったぜ的なお話。Microsoft の講演も控えているところで Microsoft Office を使わなくても Google Spreadsheets で事足りるよ的な発言をするなかなかアグレッシブな面も見られました。
2人連続で外国人によるプレゼンが終わり、今日初の日本人プレゼンターが livedoor の伊地知氏と有賀氏。「livedoor の CGM 戦略について」 と題し、CGM でどうやってビジネスをしていくのか、そのために必要な手法と技術とは、といったお話から、来年2月に BETA リリースする予定の新 Blog サービス、「PRAC (開発コードネーム)」 を主題に、今後 livedoor が目指す CGM 戦略を語りました。
次に登場したのはネットエイジの西川氏。ものすごい駆け足でネットエイジグループ、及び関連企業の 2.0 的サービス群を紹介してくれました。Saaf、本日 Alpha リリースされたばかりの TAGGY を始め、10月末にリリースされる予定の TILEFILE のインターフェイス初公開もしてくれました。TILEFILE はフル Flash インターフェイスで、動画、画像ファイルの共有ができるサービスですが、これはかなりすごい感じ。Flash あんまり好きじゃない私もちょっとだけテンション上がりました。リリースが楽しみなサービスです。
次に行われたのがパネルディスカッション。「今これが熱い米国の Web 2.0 サービス」 と題して、CNET Japan Blog でおなじみの渡辺氏をモデレータに データセクション (情報考学 Passion For The Future) の橋本氏、ウノウの山田氏、富士通総研の湯川氏がパネラーとして登場。途中で電話したりして抜けてたのでイマイチ聞けてないんですけど、写真の一部にタグ付けできる riya や、同じく動画へのタグ付けサイト motionbox 、amiglia あたりの名前が挙がっていました。
最後は Microsoft からのプレゼン。同社の Live 戦略を中心に Windows Live のデモなど。実はこのセクション、都合により最後まで会場にいられなかったので書けません。
ということで、レポートはこれにて終了。