XSLT と Amazon Web サービス

前回までで Amazon Web サービスにリクエストを送り、XML データを受け取るところまではたどり着きました。 しかし XML そのままではサイトのコンテ...

Amazon Web サービス前回までで Amazon Web サービスにリクエストを送り、XML データを受け取るところまではたどり着きました。

しかし XML そのままではサイトのコンテンツとして利用できませんので、これを普段見慣れた XHTML の形に変換してやらないといけません。

※ この記事は 2005年 5月に書かれたものです。(参考エントリー

で、今回はもっともお手軽に XHTML への変換を実現するため、「XSLT」 という XML 変換言語を使用します。通常 XML 変換を行う際には XSLT プロセッサが別途必要になりますが、Amazon Web サービスでは親切なことにこの XSLT プロセッサを Amazon 側で提供してくれています。これによりユーザーの環境などに左右されたり、XSLT スタイルシートを XML 文書内で指定する必要もなく、こちらは XSLT 文書を 1つ書いてサーバに置いておくだけで簡単に利用可能になっています。

ちなみに XSLT とは、XML のスタイルシート言語である XSL から分離独立した XML 変換言語。XSLT は XML ドキュメントを XHTML や CSV データ、またはプレーンなテキストデータなどといったまったく別のドキュメントに変換することができるため、XML を扱う上では非常に重要な言語です。

以前、RSS を XSLT を利用してカスタマイズする方法をエントリーしましたので興味のある方はそちらも参考まで。(XSLT による RSS の変換

では実際に XSLT を書いていく作業に入ろうかと思うのですが、今回作りたいのは 「自分のお気に入り CD」 の一覧。まずは、「お気に入り CD 一覧」という形で XML を取得する方法を考えなくてはいけません。そこで役に立つのが 「リストマニア」 。自分のお気に入り商品などをリストの形にして公開することができる Amazon の無料サービスです。

さて、次回はリストマニアでお気に入り CD リストを作るところから、リストマニアを XML で取得するところまで進みます。

次回 : リストマニア × Amazon Web サービス

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