4月のはじめに、Gecko レンダリングエンジンにおける blink 要素と CSS の text-decoration: blink; による点滅エフェクトのサポートをもうやめようぜっていう提案が承認されて、今後リリースされるバージョンに反映されることが確定したようですと書いたのですが、今、Firefox 23 のサイト互換性情報を見ていたら、実際に削除されたようです。
Firefox は従来、CSS text-decoration プロパティの blink キーワードを用いた Netscape 由来の点滅効果に対応していました。HTML blink 要素や DOM String.blink メソッドでも同様の効果が得られました。Firefox 23 以降、この点滅効果は動作しなくなります。CSS パーサと DOM API による text-decoration: blink への対応は継続されますが、HTML パーサから blink 要素への対応が削除されたため、この要素は未知の要素として扱われるようになります。Internet Explorer、Chrome、Safari は点滅効果に対応していません。Opera もまた、Blink レンダリングエンジンへの移行により、対応を中止するものと思われます。
ということで、もう使ってる人はいないとは思いますが、近いうちに最新のブラウザでは text-decoration: blink; や blink 要素による点滅エフェクトは動作しなくなります。
なお、Firefox 23 は、現在 Nightly Channel。予定では今週中に Aurora (プレベータ版) へと移行し、正式リリースは、2013年 8月 6日の予定です。