10月29日付けで W3C の HTML 5.1 仕様が更新されました。
加えて、HTML Canvas 2D Context, Level 2、および HTML Microdata の仕様も 同日付けで更新されています。
また、ほぼ同時にですが、11月1日付けで WHATWG の HTML(5) 仕様も更新され、blockquote 要素のセクションで説明されたマークアップ例に大きく差が出たことから、改めて引用元の表記をどのようにするのが最適解なのかという話が出たりしています。
この辺の、引用元の表記に関しては、@hail2u 氏がすでに書かれていますので、下記の記事が参考になります。
この Blog では、HTML5 が存在する前から書いているというのもあって、引用部分は基本的に下記のようなフォーマットで統一してるんですが、HTML5 でサイト全体を書き直したときも、エントリーの中身は面倒なのでそのまま何もいじらずにきています。
<blockquote cite="http://example.com/hogehoge/"> <p>引用文がここ</p> <p><cite><a href="http://example.com/hogehoge/">記事タイトル : サイト名</a></cite> から引用</p> </blockquote>
なので、もし HTML5 でここも書き直すなら、個人的には W3C 版の書き方の方が直しやすいですね。p 要素を footer 要素に変更するだけだから。
<blockquote cite="http://example.com/hogehoge/"> <p>引用文がここ</p> <footer><cite><a href="http://example.com/hogehoge/">記事タイトル : サイト名</a></cite> から引用</footer> </blockquote>
これなら一括置換でもなんとかいけそう。この辺、どういう風に書くかは色々意見が分かれそうですね。下記の記事も参考まで。
Microdata 仕様は WG Note に
Microdata 仕様は今回の更新で、Working Group Note となり一旦終了。
今年 7月の時点で、「(エディタが見つかったら) HTML Microdata という拡張仕様として勧告トラックに入れるよ」 と言っていたのですが......
そのエディタを引き受ける人がいなかったみたいなので、Working Group Note に移行しました。
WHATWG HTML 仕様の方では今まで通り、第5章の部分にあります。
なお、メタデータ関連の仕様では、8月に W3C から下記 3つの仕様が勧告になっています。
- HTML+RDFa 1.1 W3C Recommendation 22 August 2013
- RDFa Core 1.1 - Second Edition W3C Recommendation 22 August 2013
- XHTML+RDFa 1.1 - Second Edition W3C Recommendation 22 August 2013
Microdata とは用途的にかぶっているので、どっちを使うか的な話もありますが、これからメタデータを扱うなら、RDFa の方が使いやすくはなるかもしれないです。
ちなみに、Microdata に関しては、下記の記事を過去に書いています。RDFa 版も今度書く予定 (予定は未定......)。
あと参考までに下記も。
HTML Canvas 2D Context, Level 2 も更新
こちらは着々と進んでる感じ。