HTML5 勧告候補が 2月 4日付けで更新されました。勧告候補としての更新は今回で 2回目 (去年の 8月 6日付けで更新されています) ですが、今回は新たに template 要素などが追加されたようです。
template 要素とは?
template 要素は HTML5 extension (HTML5 拡張仕様) として策定されていた要素で、所謂 Web Components 仕様の 1つ。
JavaScript によって文書に挿入する HTML の断片 (パーツ) をテンプレートとして定義します。この要素でマークアップされた部分は通常状態ではレンダリングされませんが、あらかじめ文書内で再利用する要素ブロックをテンプレート化しておくことで、DOM 操作を容易にし、リソースの有効活用が可能になります。
細かく説明しようとすると長くなるので簡単にですが。
ルビ関連で rb / rtc 要素が復活
ルビの対象となるテキストを定義する rb 要素、及びルビコンテナを定義する rtc 要素は、一旦 HTML5 仕様からは削除されていましたが、復活したみたい。
コードサンプルにもいくつか変化が
article 要素などで、コードサンプルに Microdata (schema.org) が取り入れられていたり、細かい修正もされている様子。
Microdata に関しては、この Blog でも過去に下記のような記事を書いていますので参考まで。
- Microdata を使ってみよう。サンプルソースで学ぶ Microdata
- meta 要素に対する Microdata の指定
- Google が Microdata による組織ロゴの意味づけに対応したそうなので
- Google+ は OGP より Microdata を優先するみたい
まだ細かく見ていないので他にも色々と更新されているみたいですがとりあえずこの辺で。
また、あわせて HTML 5.1 の Working Draft も更新されています。